[2021年]楽天版Galaxy Note10+レビュー。いまさら買っても大丈夫?

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こんにちは、さくまごめ(@sakumagome)です。

スマートフォン世界シェア1位のSAMSUNG製の大型スマートフォン、「Galaxy Note 10+」。au・docomoがかつて販売していた機種で楽天モバイルから今も販売されていますが、この度大幅に値下げされ購入しやすい価格となりました。Note 10+は2019年のモデルですが、いま買っても大丈夫なのか? 実際に私も購入したのでレビューしたいと思います。

「今」が買いどきな理由

後に詳しく述べますが、Galaxy Note10+はもともと2019年の秋頃に日本国内に投入されたSAMSUNGのフラッグシップモデルです。docomo、auに続き少し遅れて日本4社目のMNO楽天モバイル向けにも投入されました。

発売当初は、定価で12〜13万円した高級機種で、フォルダブルスマホを除けば2019年のGalaxyで最も高価なモデルですが、現在楽天モバイルでは税込み76980円で販売されています。

さらに、1回線目ならば、楽天モバイルの回線と同時申し込みで合計25000ポイントをもらうことができ実質51980円で購入できます。型落ち機種とはいえ、新品のハイエンド端末で、しかも中古相場よりだいぶ安い値段ですから、これはかなりアリだと思います。

Galaxy Note 10+の詳細スペック

Galaxy Note 10+のスペックは以下のとおりです。

  • 約6.8インチの大型OLEDディスプレイ
  • パンチホール型のインカメラ
  • 望遠/広角/超広角の3眼アウトカメラ+TOFセンサ
  • 画面内指紋認証とインカメラ顔認証に対応
  • 256GBの内蔵ストレージ、SDカードで1TBまで拡張可能
  • SoC(CPU)はSnapdragon855(2019年の最上位チップ)
  • メモリ(RAM)は12GB搭載
  • 4300mAhのバッテリー搭載
  • ワイヤレス充電ワイヤレスリバースチャージに対応
  • FeliCa(おサイフケータイ)搭載
  • 本体に内蔵可能な「Sペン」に対応

なんのこっちゃ、と思った人もいるかもしれませんが、世界シェア1位のメーカの2019年の最上位機種だけあって、基本的には「全部入り」だと思っていただければオッケーだと思います。2019年のスマホの最先端といいいますか、当時トレンドだったほとんどの機能が載っています。ちゃんと日本向けにカスタマイズされた端末なので、FeliCaチップも搭載しており、モバイルSuicaなども使用可能です。

注意点としては、2020年のハイエンド機種で多く採用された5Gへの対応がないこと。海外ではGalaxy Note10+でも5Gに対応したモデルもありますが、国内向けの楽天版では5G対応はなされていません。

また、2020年のトレンドの一つである高リフレッシュレート表示にも非対応です。電池もちが多少悪くなるという欠点はあるものの、滑らかな表示を楽しむことができ、残像感の軽減による目への負担の減少や、ゲームで多少有利になると言った利点のあるこの機能にも対応していません。

あともう一つ述べるとすれば、この機種はかなりの大型端末であるという点。ベゼルを極限まで削ったデザインにより、6.8インチという画面サイズの割には多少コンパクトかつ軽量にまとまっていますが、それでもスマートフォンの中では最大級の大きさで、重さも200g近くあります。

小型軽量でコンパクトな端末を探している人にはそもそも向いていない機種と言えるでしょう。

実際に使ってみてよかった点

最新ミドルレンジより型落ちハイエンド

まずこの端末を使っていていいなと思っていた点は、性能が高い点です。

1年以上前のハイエンド端末と、最新のミドルレンジ端末を比べると、なんとなくイメージでは最新のミドルレンジ端末のほうが性能が高そうに感じますが、実はそんなことはなく、1年落ち、あるいは2年落ちのハイエンド端末のほうが性能は上回っている場合が多いです。

多くのAndroid機に搭載されているのはQualcomm製のSnapdragonと呼ばれるSoC(CPU=スマホの”頭脳”と呼べるチップ)で、Snapdragonには”600番台””700番台””800番台”というようにクラスがあり、百の位でそれが分けられていますが、Galaxy Note10+に内蔵されているのは、“Snapdragon855”で、最上位のチップです。

一般的に新品5万円程度で売られている新品のミドルレンジ端末は、700番台という、一段階下のチップが使われているのですが、実際700番台の最新と800番台の型落ちだと、性能としては800番台の2〜3年落ちの方が性能が良いのです。

上の画像は、スマートフォンのベンチマークソフト(性能を測るソフト)として有名なAntutu Benchmarkで計測した画像です。

Galaxy Note 10+では、スコアはだいたい40万台後半点です。(Version8.5.4)

それでは、ミドルレンジ帯のスナドラ700番台端末だとどうでしょうか?

上の画像は、Snapdragon720Gを搭載した、中国Xiaomi製Redmi Note9sのAntutuベンチ結果です。

Redmi Note 9sはミドルレンジ帯の700番台SOCを搭載しながらも3万円切りという驚異のコスパが売りの端末で、Galaxy Note 10+とは値段がぜんぜん違いますが、700番台のもっと新しいチップ(765G)を搭載した7万円ほどの端末であるGoogle Pixel5もほぼ同傾向なため、700番台搭載ミドルレンジ端末はだいたい同じような傾向にあると考えて差し支え無いと思います

この結果を見比べてわかるのは、CPU性能は700番台の新しい端末より2年前の800番台のほうが高いということ、そしてさらにGPU性能(グラフィック性能)は800番台のほうが段違いに高いということです。

つまりスマホに性能を重視する人や、スマホゲームをバンバンやりたい!という人には、最新のミドルレンジ端末よりも、型落ちで安くなったハイエンド端末のほうが、良い選択にもなりうるということなんですね。

もちろん型落ちで買う故のデメリットもあるのですが、それについては後述します。

画面占有率が高く、没入感がハンパない

先程も書きましたが、この端末の画面サイズはなんと6.8インチです。ほぼほぼ7インチ、昔はタブレットだった画面サイズです。

SAMSUNGの技術力の高さによりもたらされた究極のベゼルレスデザインに、インカメラがパンチホール型にくり抜かれていることも手伝って、画面占有率はめちゃくちゃ高いです。

まさに画面だけを持っているような感じで、発色もかなりよく、動画やゲームなどはかなりの没入感とともに楽しむことができます。

カスタマイズ性の高さ

Appleによる画一的で統一された設計のiPhoneと対称的に、Androidスマートフォンは多くのことを自分好みにカスタマイズして使うことができる点が良さとして挙げられますが、Galaxyは特にそのカスタマイズできる項目が豊富です。

設定項目が多いのもそうですが、エッジからスワイプして呼び出せるエッジパネル機能も便利。また、One Hand Oparation+というアプリを入れることで、画面端から内側にスワイプする動作(Android10以降「戻る」に割り当てられているアレ)をカスタマイズできるなど、カスタマイズ性は特に抜群だと思います。

微妙だった点

生体認証は微妙。

Galaxy Note10+には、画面内指紋認証に加えて、インカメラを利用した顔認証を利用できますが、正直言ってどっちも微妙です。

画面内に埋め込まれた指紋認証(超音波式)は近未来的ですが、精度・速度的に微妙です。Xiaomiやファーウェイ機の側面や背面の指紋認証は、本当に指紋スキャンしてる?と思うレベルで爆速ですし、iPhoneの第2世代Touch IDも結構早いので、ちょっとタイムラグを感じます。

顔認証に関しても、ノッチ部分に埋め込まれた専用のセンサーを用いて3D的に顔のスキャンを行うiPhoneのFaceIDに比べると、だいぶ遅いですし、暗所などでの認証もうまくいかず、精度は今一つで、指紋・顔両方に対応しているとはいえその満足度はイマイチです。

指紋・顔の両方に対応してるなんていいじゃん!と思う方も多いでしょうが、ロック画面に表示された指紋アイコンに指を触れる指紋認証と、画面を見ているだけでホーム画面に推移する(またはロック画面を上スワイプでホーム画面に推移)顔認証を両立させるユーザーインターフェースにはまだ課題が残ると個人的には思っています。

どっちかが必ず爆速で解除されるならともかく、別にそうでもないので…。予測が効かない以上、なんだか微妙なんですよね。

電池もちもそんなによくない

電池容量は4300mAhありますが、だからといってそこまで電池もちが良いわけでもありません。「電池容量の大きさ」と「電池持ちの良さ」は必ずしも比例しませんからね。

画面も大きく、解像度も高い(但し設定で下げることは可能)うえ、メモリが12GBもあるためか、容量の大きさの割に結構電池は減っていく印象があります。メモリも遊んでいる容量が多いと、電池を食うだけですからね。

全然不便するほどではありませんが。

やっぱしデカい!

この端末を買う人はわかって買うと思うので問題ないと思うのですが、分かっていてもやっぱデカいな(笑)と思いました。

念を押すようですが、ベゼルレスデザインにより画面の大きさの割には本体サイズも小さく、重量も200g切りに収まっているものの、やっぱり大型端末です。片手で操作し切るのは厳しいものがあるし、ポケットへの収まりもあんまり良くないです。このことはもう一度確認しておきましょう(笑)。小さい端末好きの方には不向きだと思います。

OSのサポート問題

先程型落ちで買う故のデメリットを後で述べると言いましたが、それがOSのアップデート問題です。

Appleによる画一的で緻密な設計ゆえに近頃では5〜6年のOSアップデートのサポートがなされるiPhoneほど、androidのOSのアップデートサポート期間は長くありません。ですが、Pixel等と同様、Galaxyも3世代のOSサポートを保証と発表されており、androidスマートフォンの中では比較的長い期間アップデートのサポートを受けることができます。

Galaxy Note 10+の初期OSはAndroid 9 Pieで、途中にAndroid10を経て、ついこの前Android 11が楽天を通して配信され、現在はAndroid11が最新となっています。

3世代を「9→10→11」と数えるならば、Android11が最後のサポートで次バージョンのAndroid12はサポートされない可能性があるわけですね。

これが、型落ちハイエンドを買う上の懸念点であると私は思っています。最新ミドルレンジより性能は勝っているものの、型落ちであるゆえにOSアップデートのサポートは早く切られてしまうのです。

OSサポートが切られてしまうと、新機能を享受できなかったり、対応していないアプリがでてくる可能性があるだけでなく、セキュリティ上の問題も無視できないため、端末を3年もしくはそれ以上長い間使いたいと考えている人には不向きな選択肢かもしれません。

まとめ

僕は、コンパクトでシンプルなスマートフォンが好きなので、今のメイン端末はiPhone 12 miniなのですが、やっぱり動画を見たりするのは大きい端末のほうが良いですよね。

Galaxyもしばらく買っていなかったし、SペンのついているNoteシリーズも試してみたかったので半ば衝動買いに近い形で、値下がりしたタイミングで購入しました。

結果、サブ端末としての満足度は高く、感じた良し悪しをシェアしておこうと思ってこうして記事にした次第です。

型落ちながらも世界シェア1位のメーカの最上位スマートフォンです!期待は裏切らない出来だと思います。みなさんのスマホ選びの一助になれば幸いです。

以上、さくまごめでした。

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