[レビュー]iPad Air4は全てがちょうどいい最強タブレットでした!

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こんにちは、さくまごめ(@sakumagome)です。

昨年(2020年)の9月のイベントで発表され、10月にiPhone12と同時に発売となった新型iPad「iPad Air(第4世代)」。この度購入して1月近く使っていますが、結論から言うとめっちゃ優秀なタブレット端末です。

前モデルからの変更点

iPad Airシリーズは、2013年にiPad Air(初代)がリリースされて以降、翌年のiPad Air2までiPadのフラッグシップシリーズとしてラインナップされてきました。
2015年にiPad Proシリーズがリリースされて以降はリリースは途絶えていましたが、2019年にiPad Pro 10.5インチモデルの設計を一部流用し、一部機能が省かれたiPad Air第3世代のリリースをもってiPad Airシリーズは復活を果たし、その後継機として登場したのが今回紹介しているiPad Air第4世代というわけです。

iPad Air4は見た目も中身も前モデルiPad Air3から大幅な進化を果たしています。

iPad Pro風のフルディスプレイデザインに


今までiPad Proシリーズの特権とも言うことのできた、「ホームボタンなし」かつ「フルディスプレイ」のデザインがついにiPad Airにもやってきました。寸法に関してもiPad Proの11インチモデルとほとんど同じとなっていて、純正のSmart FolioやMagic Keyboardなどの一部アクセサリには互換性があります。
エッジの立ったカクカクした外観もですし、Proシリーズ同様に外部接続端子もUSB-Cとなり、Lightning端子と比べて高速なデータ通信が可能となりました。

また、充電・ペアリング等が一切不要でマグネットで吸着させるだけで使用できる「Smart Keyboard」及び「Magic Keyboard」の接続に用いるSmart Connectorも背面に移動しているほか、側面にApple Pencilの充電機構が搭載され、対応するPencilも第二世代のものとなっています。

Apple A14 Bionic搭載

iPadの”頭脳”とも言うべき、SoC(“CPU”とほぼ同義)は、最新のiPhone12シリーズ(Pro含む)と同等のApple A14 Bionicを搭載しています。

先代のiPad Air3はiPhone XSと同等のA12 Bionicチップでしたから(これでも十分高性能ですが)、iPad Air4ではかなり性能が向上していると言えます。

2020年の春にリリースされたiPad Pro(2020年)に搭載されているチップは、A12をベースにコア数を増やした強化版のA12Z Bionicチップでしたが、なんとiPad Air4のA14チップはこのチップをシングルコア性能では上回っているのです。使っていてプロセッサの性能不足を感じることはほとんどないと言えると思います。

スマートフォン向けのベンチマークソフトウェア(性能を点数化するソフト)として有名なAntutu Benchmark(Ver8.4.1)を測定した結果はおよそ65万点。

最新のハイエンドスマホと同等のスコアとなっているので、重たいゲームもサクサク動きますし、アニメーションもヌルヌル動きます。

横向きステレオスピーカー搭載

先代のiPad Airでは、下部に2つのスピーカーを搭載していたため、端末を横向きに持った際は左右どちらかしか音が出ないという仕様でした。

iPad Air4は、変わらず2スピーカーながらも、それらが上下に配置されています。そのため、横向きに持って動画を見る際や、Magic Keyboardを使用している際に左右からステレオで音が聞けるようになりました。

これは同様に下部にしかスピーカーの付いていないiPad(第7世代)を使っていた時にちょっと残念だと思っていたポイントなので、結構嬉しい進化点です。

カメラも進化してProに一歩近づいた

iPad Airシリーズでは引き続きフラッシュなしの1眼アウトカメラとなっていますが、第3世代では8MPだったのが12MPになり、スマートHDR3という規格にも対応したことで、より綺麗な写真を撮れるようになっています。

また、動画に関しても第3世代が対応していなかった4K撮影にも対応しており、これは結構嬉しいポイントです。

ただし、その代償としてかアウトカメラが出っ張るようになったので、机に裸で置くと多少ガタガタします。これは残念に思う方も少なくないでしょう。

カラバリ一新!

先代の第3世代iPad Airではスペースグレイ・ゴールド・シルバーの三色展開でした(ただし、ゴールドはiPad Pro10.5インチモデルのゴールドとローズゴールドの中間に近い色)が、最新のiPad Air4ではスペースグレイ・シルバー・ローズゴールド・スカイブルー・グリーンという5色展開になりました。

近年のiPad Proはシックな2色展開になっているのですが、それと対照的にかなりポップなカラーバリエーションとなっています。

僕はグリーンを購入しましたが、いいでしょう?この色。

iPhone12miniもそうですが、2020年のAppleのグリーン色、すごく好きなんです。

iPad Proとの違い

登場以来、11インチのiPad Proに近い見た目や仕様であることから、「ほぼiPad Proやん!」と言われているiPad Air4ですが、もちろん随所においてプロ向けの一部機能は省略され、コストダウンが図られています。

ProMotion非対応ディスプレイ

iPad Proが11インチなのに対しiPad Airは10.9インチだったり、ディスプレイ最大輝度がProより100nits低い500nitsだったりするのは、違いがほとんどわからない程なので別に構わないのですが、僕が最大の違いだと思っているのはiPad AirのディスプレイはPro Motion対応ディスプレイで無い点です。

Pro Motion搭載ディスプレイとはつまり最大120Hz駆動に対応したディスプレイのことで、ヌルヌル動く表示ができたりするわけですが、僕の思う一番の違いはApplePencilの書きごこちです。Pro Motionに対応している方がペン先の遅延感が少なく、より実際のペンを使っているのに近い感覚で書き込むことができるわけです。

ApplePencilでガンガン手書きしたい方や、本格的なイラスト作成や絵を描いたりをしたい方はiPad Proの方がオススメです。

カメラやマイクもProが一枚上手

先代のiPad Air第3世代からは進化を遂げている第4世代のカメラですが、Proシリーズと比べるとワンランク劣るものとなっているのは事実です。

まずProシリーズにはアウトカメラにフラッシュがついていて、暗い場所でも撮影が可能。また、2020年モデルからは12MPの広角アウトカメラに加えて10MPの超広角カメラと、深度測位に用いられARに役立つLiDARスキャナがついています。

また、最新の2021年モデルのiPad Proからは、インカメラが12MPの超広角カメラとなり(2020年モデルのProとAirは7MPの広角カメラ)、センターフレームという技術により、一部配信アプリやビデオ通話アプリにおいて被写体(自分)を常に画角の真ん中に持ってくることが可能になりました。

マイクに関しても、iPad Proは複数のスタジオ品質のマイクが搭載されていることでステレオ録音に対応していますが、iPad Airは非対応です。

iPadで配信を行う人やビデオ通話・ビデオ会議などにiPadを使う人には、確かにiPad Proの方が高品質に行えるため魅力的と言えるでしょう。しかし、iPad Airでも十分高スペックなため、iPad Air(4世代)でも事足りる方が多いのでは?とも思います。値段や他の違いを踏まえて考えてみるのがいいでしょう。

スピーカーもProには一歩及ばず

先ほど横向き2スピーカーになった!と述べたスピーカーですが、実はProは4スピーカー。

音質も音量もiPad Proのスピーカーの方がよく、音楽を流したり映画や動画を見るのには外付けのスピーカーがいらないほどで非常に重宝しています。

iPad Air4のスピーカーは確かに良くはなっているのですが、やはりiPad Pro(10.5インチモデル)のスピーカーの方が質はいいなと思いました。

より高品質に映画を見たりしたい人は、iPad Proの方が魅力的だと思います。

Face ID非対応

Proとほぼ同等のデザインとなったiPad Air第4世代ですが、ProはFace IDを搭載しているのに対し、Airは引き続きTouchID(指紋認証)の搭載となっています。

第4世代ではホームボタンがなくなったため、トップボタン(電源ボタン)にTouch IDが搭載されています。

やはり、iPad ProのFace IDの方が便利だと思いますし、特にMagic Keyboard等に接続されている時に本体側についているTouch IDまで手を伸ばすのは面倒に感じます。

iPad ProのFace IDは横向きでも使えるので、キーボードのキーを押して画面を見ているだけでロックが解除されるので便利ですよね。Magic KeyboardをAir4で使っている時、ホームポジションから手を離しトップボタンまで指を伸ばすのが面倒でキーボードでパスコードを入力してしまいます。

性能の違い

iPad Air4のプロセッサ(SoC)はApple A14 Bionicであると先ほど述べましたが、iPad Pro 2020年モデルはA12Zチップを搭載していました。

A12ZはA14より世代は古いためシングルコア性能は低いものの、コア数がA14の6コアより2コア多い8コアとなっており、総合的な性能は高いものとなっていました。

また、この度発表された最新の2021年モデルのiPad Proは、Macbook Proにも搭載されているM1チップ(8コア)を搭載しており、シングルコア・マルチコアともに最高性能のiPadとなる見込みです。

M1チップのAntutuベンチマークスコアは100万点越えとなるので、その性能の高さが分かります。

また、2021年のiPad ProではUSB-CポートがUSB4/Thunderboltに対応し、Air4よりもさらに高速のデータ転送が可能となります。

本格的な作業をiPadでこなしたいプロクリエイターの方などはiPad Proの方がいいかもしれません。しかし、iPad Airも最新のiPhoneやハイエンドスマートフォンと同等の性能であるため、日常使いやゲームなどにおける多くの作業では性能に不足を感じる人はいないのではないでしょうか?

正直、多くの人にはiPad Airの性能でも満足がいくのではないかとも思います。

iPad Air4って実際どうなの?

価格設定

iPad Air4の価格は以下の通りとなります。

  • 64GB(Wi-Fi) 69080円(税込)
  • 64GB(Wi-Fi+Cellular) 85580円(税込)
  • 256GB(Wi-Fi) 87780円(税込)
  • 256GB(Wi-Fi+Cellular) 104280円(税込)
  • 安くはないですがまぁ妥当な価格なんじゃないかな?と思います。

    ちなみにiPad Pro(11インチ第3世代・2021年モデル)の256GB Wi-Fiモデルは、106800円(税込)ですので、多くの人にとって不要かもしれない部分を順当にコストダウンして手に入れやすい価格になっていることが分かります。

    もっと価格を抑えたい人には、iPadの無印モデル(第8世代)が、最安(32GB Wi-Fiモデル)で38280円(税込)となっているので、随所で機能等が削減されてはいますがこちらも選択肢に入るかと思います。

    何が言いたいのかというと、iPad Airはバランスが良く、多くの人にとってちょうどいいiPadであるということ。

    どんな人にオススメなのか?

    iPad Air4ですが、Magic Keyboardや第二世代のApple Pencilも使えるので、iPad Proとできることは殆ど変わらないんですよね。

    それでいて多くの人にとって不必要なプロ向けの機能などを削減して値段も抑えている。性能は最新のハイエンドスマートフォンと同等で文句なし。先ほども述べた通りiPadの中堅モデルにして、多くの人にお勧めできる、全てがちょうどいいiPadです。

    大きさに関しても、11インチは12.9インチiPad ProとiPad miniの中間的大きさで、取り回しのしやすさと作業領域の広さのバランスが取れていて非常にちょうど良く感じます。

    ですので、

    • iPadをこれから使いこなしていきたいけどProほどの性能は不要な方
    • Apple Pencilの第二世代を使いたい(第一世代は使いたくない)けど支出は抑えたい方
    • 大学などでノートを取るのにiPadを使いたい方
    • クリエイティブなことを始めてみたい方
    • ポップなカラーでカジュアルな使い方をしたい方

    などをはじめ多くの方に全力でオススメしたい、最高のiPadです。

    まとめ

    僕は大学の授業でノートを取ったり、音楽制作をしたり…など多くのことにiPadを活用していますが、大学に在学中もしくは進学予定の方はApple Store(オンライン含む)にて学割で少し安くiPadを購入することができます。すごいオススメです!

    iPadはハードウェアもソフトウェアも進化が素晴らしく、多くのことに活用できる素晴らしいデバイスです。

    先ほどから述べている通り、iPad Air4は多くの人にオススメできるちょうどいいiPadです。この記事が皆さんのiPad選びの一助になることを願ってやみません。

    以上、さくまごめでした。

    動画でも紹介しています↓